ガイド 2026-01-23

データ入力の自動化完全ガイド|RPA・OCR・AIの比較と最適解

データ入力を自動化する方法を徹底解説。RPA、OCR、AIエージェントの違いと使い分け、導入コスト比較、経理業務での活用事例まで。「入力ゼロ」を実現する最新アプローチを紹介。

#efficiency #automation #ai #data-entry

「データ入力を自動化したい」

経理・総務・営業事務…あらゆる部門で聞かれるこの願い。しかし、検索して出てくるのは「タイピング練習ソフト」や「Excelのショートカットキー」ばかり。

これらは**「入力を速くする」方法であって、「入力をなくす」**方法ではありません。

2026年の今、本当に必要なのは「いかに速く入力するか」ではなく、**「いかに入力をなくすか」**という発想の転換です。


データ入力自動化の3つのアプローチ

1. RPA(Robotic Process Automation)

概要:ソフトウェアロボットが人間の操作を模倣して自動実行

メリットデメリット
既存システムを変更せずに導入可能初期設定が複雑(シナリオ作成)
定型作業を24時間自動化画面変更でエラーになりやすい
複数システム間の連携が可能月額コストが高い(数万円〜)
大規模展開が可能メンテナンスコストが継続

向いている業務

  • 毎日同じ手順で行う定型作業
  • 複数のシステムを横断する作業
  • 大企業での大規模導入
  • 24時間稼働が必要な業務

向いていない業務

  • 頻繁にレイアウトが変わる画面
  • 判断が必要な作業
  • 非定型データの処理
  • 小規模・スポット的な業務

代表的なツール

ツール特徴
UiPath大企業向け、高機能
Automation Anywhereクラウド対応
BizRobo!国産、日本語サポート

2. OCR(Optical Character Recognition)

概要:紙やPDFの文字を読み取ってデジタルデータ化

メリットデメリット
紙の書類をデジタル化できる読み取り精度に限界がある
手書き文字も認識可能(AI-OCR)検証・修正作業が必要
スキャン→入力の工数を削減フォーマットが変わると再設定
電帳法対応に有効複雑なレイアウトは苦手

向いている業務

  • 紙からPCへの転記
  • 定型フォーマットの書類(請求書、領収書)
  • 大量のスキャン処理
  • 手書き伝票のデジタル化

向いていない業務

  • フリーフォーマットの書類
  • 手書きが乱雑な書類
  • 100%の精度が求められる作業
  • 複雑なレイアウトの書類

OCRの種類

種類特徴
一般OCRパターン認識、精度は中程度
AI-OCR機械学習、高精度
スマートOCRレイアウト自動認識

3. AIエージェント

概要:AIが文脈を理解してデータを処理・転記

メリットデメリット
表記揺れやフォーマット変更に強い100%の精度は保証されない
設定不要ですぐに使えるランニングコストがかかる
使うほど賢くなる(学習)ブラックボックス感がある
人間のような判断が可能完全自動化は難しい

向いている業務

  • フォーマットがバラバラな書類
  • 人間の判断が入る作業
  • 突合・照合を伴う入力
  • 表記揺れが多いデータ

向いていない業務

  • 完全な自動化(人間の確認が必須)
  • オフライン環境での作業
  • 極めて高い精度が求められる作業

自動化手法の詳細比較表

項目RPAOCRAIエージェント
導入難易度★★★★★☆★☆☆
初期コスト高い中程度低い
ランニングコスト高い中程度中程度
表記揺れ対応
フォーマット変更への耐性
導入までの期間数ヶ月数週間即日
メンテナンス高コスト中程度低コスト
学習機能なし限定的あり

「入力ゼロ(Zero Data Entry)」という発想

従来の発想:入力を効率化する

紙の請求書 → 人間が読む → 人間がExcelに入力 → 確認

タイピングを速くしても、根本的な解決にはなりません。

新しい発想:入力をなくす

PDFの請求書 → AIが読み取り → AIがデータ化 → 人間が確認

人間がやるのは「入力」ではなく「確認」だけ

Zero Data Entryの考え方

観点従来Zero Data Entry
人間の役割入力確認
作業時間長い短い
ミス発生あるほぼゼロ
スケーラビリティ人数に依存無限

経理業務でのデータ入力自動化事例

Before:手作業での請求書処理

  1. 請求書PDFを開く
  2. Excelに品目を入力
  3. 数量を入力
  4. 単価を入力
  5. 合計金額を確認
  6. 会計ソフトに転記

所要時間:1件あたり5〜10分 月100件なら:8〜16時間

After:AI自動化後

  1. 請求書PDFをアップロード
  2. AIが自動でデータ抽出
  3. 結果を確認してEnter

所要時間:1件あたり30秒 月100件なら:50分

削減効果:作業時間90%削減


よくある失敗パターンと対策

失敗1:完璧を求めすぎる

「100%自動化できないなら意味がない」と考えて導入しない。

対策:80%自動化・20%人間確認で始める

失敗2:大規模プロジェクト化する

「全社導入」を目指して、要件定義に半年かける。

対策:1つの業務から小さく始める

失敗3:現場を巻き込まない

IT部門だけで決めて、現場に押し付ける。

対策:現場担当者に「まず試してもらう」

失敗4:コスト計算を間違える

ツールの月額だけ見て、人件費削減効果を計算しない。

対策:削減される工数を試算する


ROI(投資対効果)の計算方法

計算式

ROI = (削減される人件費 - ツール費用) / ツール費用 × 100%

計算例

項目金額
月間作業時間10時間
時給(人件費)¥2,500
月間人件費¥25,000
ツール月額¥10,000
月間削減額¥15,000
年間削減額¥180,000

ROI = (25,000 - 10,000) / 10,000 × 100 = 150%


Totsugoで実現する「入力ゼロ」

特徴1:設定不要、即日スタート

アカウント登録後、すぐに使い始められます。複雑な初期設定は不要です。

特徴2:PDFをドラッグ&ドロップするだけ

請求書や納品書のPDFをアップロードするだけで、AIが自動でデータを抽出します。

特徴3:COREC → freee の転記を自動化

CORECの受注データをfreeeの請求書として自動転記。システム間のコピペ作業がゼロになります。

特徴4:人間は「確認」だけ

AIが抽出したデータを確認して、Enterキーを押すだけ。100件の入力が100件の確認に変わります。


導入ステップ

ステップ1:まずはPDF突合から(今すぐ)

請求書と発注書のPDFをアップロードして突合。手作業との違いを体感。

ステップ2:転記機能を試す

COREC連携を設定して、受注データから請求書を自動作成。

ステップ3:業務フローに組み込む

日常業務のなかでTotsugoを活用。効果を測定して展開を検討。


よくある質問

Q. AIエージェントとRPAの違いは?

A. RPAは画面操作を自動化しますが、AIエージェントは意味を理解して処理します。


まとめ:「入力」という仕事をなくす

データ入力は、本来「人間がやるべき仕事」ではありません。

Before vs After

従来これから
速く入力する入力しない
ミスを減らすミスが起きない
チェックを強化する差異だけ確認する

自動化手法の選び方

状況おすすめ
大企業、大規模定型業務RPA
紙の書類が多いOCR
表記揺れが多いAIエージェント
今すぐ始めたいAIエージェント

「タイピングが速い」は、もはや価値あるスキルではありません。

AIに任せて、あなたは判断に集中しましょう。

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