ガイド 2026-01-23

月次突合(月次決算)完全ガイド|締め作業を半日で終わらせる方法

月次決算に時間がかかる原因は「突合」。データの形式バラバラ、表記揺れ、不一致の原因究明...これらをAIで解決し、締め作業を劇的に効率化する方法を解説。

#月次決算 #突合 #自動化 #経理効率化

「また今月も、月次決算で数字が合わない…」

経理担当者であれば、一度は経験したことがある月末のプレッシャー。

その時間の多くは、実は**「異なるデータの突き合わせ(突合)」**に費やされています。

この記事では、月次決算における突合の基本から、AIを活用した効率化まで詳しく解説します。


月次決算における「突合」とは?

定義

月次決算における突合とは、期間中の取引データを複数のソースから照らし合わせ、整合性を確認する作業です。

月次突合:当月の取引記録と各種データソースを比較し、差異を発見・解消するプロセス

なぜ月次決算に突合が必要か

目的内容
正確性の担保記録と実態の一致確認
異常の早期発見不正や誤りの検出
経営判断の基礎正確な数字での意思決定
税務リスク回避適正な申告のため

月次決算で行う突合の種類

1. 銀行突合(銀行勘定調整)

会社の帳簿残高と銀行の通帳残高を比較。

項目帳簿通帳差異
月末残高¥5,123,456¥5,122,906¥550

よくある差異の原因

  • 振込手数料の未計上
  • 翌月入金の前倒し計上
  • 小切手の未決済
  • 自動引落の未計上

2. 売掛金突合(債権照合)

請求データと入金データを比較。

請求入金判定
¥100,000(A社)¥100,000✅ 消込
¥50,000(B社)❓ 未入金
¥30,000(C社)¥29,450⚠️ 手数料差引

3. 買掛金突合(債務照合)

発注データと請求データを比較。

発注請求判定
¥80,000¥80,000✅ 一致
¥50,000¥55,000❌ 差異あり

4. 在庫突合(棚卸照合)

システム上の在庫数と実地棚卸の結果を比較。

商品システム実地差異
商品A100個98個-2個
商品B50個50個0

5. 経費突合(カード照合)

経費精算データとクレジットカード明細を比較。

精算申請カード明細判定
¥5,000(交通費)¥5,000
¥3,000❓ 未申請

月次決算が「終わらない」5つの原因

原因1:データの形式がバラバラ

銀行明細、クレジットカードのCSV、受発注システムのデータ、そして自社の会計ソフト。

データソース形式日付形式金額形式
銀行CSV2026/1/151,000,000
クレジットカードPDF2026年1月15日¥1,000,000
受発注システムExcel202601151000000
会計ソフト独自R8.1.151,000,000円

それぞれのフォーマットが異なるため、Excelで加工(前処理)するだけで1時間以上経過することも。

原因2:「表記揺れ」が不一致を生む

データAデータB人間の判断システムの判断
(株)ABC株式会社ABC同じ別物
ヤマダタロウ山田太郎同じ別物
10,00010000同じ別物

「表記揺れ」によるエラーを修正する作業が、集中力を削いでいきます。

原因3:「不一致の原因」が不明確

  • 「金額は合っているのに、件数が1件足りない」
  • 「総額は合っているのに、明細が10円ずつズレている」
  • 「請求書が見つからない」

このパズルを解く作業こそが、月次を遅らせる最大の要因です。

原因4:担当者の属人化

「この取引先はこう処理する」というルールが、担当者の頭の中にしかない。

原因5:月末に作業が集中

日次・週次で処理できれば分散できるのに、結局月末にまとめて処理。


月次突合の基本手順

ステップ1:データの収集

各システムからデータを出力。

システム出力形式頻度担当
銀行CSV毎日〜週1経理
会計ソフトCSV月末経理
受発注システムCSV/API月末営業事務
カード会社PDF/CSV月末経理

ステップ2:データの前処理

形式を揃える作業。

作業使用関数/ツール
日付形式の統一TEXT関数
金額形式の統一VALUE、SUBSTITUTE
全角半角の統一ASC関数
スペースの削除TRIM関数

ステップ3:突合の実行

VLOOKUPやピボットテーブルで照合。

ステップ4:差異の調査

不一致の原因を特定。

よくある原因対処法頻度
タイミングズレ翌月に持ち越し高い
手数料未計上追加仕訳高い
入力ミス修正仕訳中程度
二重計上取消仕訳低い
請求漏れ追加請求低い

ステップ5:調整仕訳

差異の原因に応じた仕訳を作成。

原因仕訳例
振込手数料支払手数料 / 普通預金
未収入金未収入金 / 売上
棚卸減耗棚卸減耗損 / 棚卸資産

従来の月次突合 vs AI時代の月次突合

項目従来(Excel)次世代(AI)
開始準備データの名寄せ・加工が必要そのままアップロード
マッチング完全一致(VLOOKUP)のみ「意味」による自動マッチング
表記揺れ手動で一つずつ直すAIが文脈で自動判定
不一致の特定目視で差異を一行ずつチェックAIが「不一致の理由」を推測
締めスピード数日〜1週間半日〜1日
属人化高い低い

Totsugoによる月次突合の効率化

機能1:CSVを2枚投げるだけ

受発注システムの受注データと、会計ソフトの取引明細。そのままTotsugoにドラッグ&ドロップ。

AIが自動的に:

  • 項目を推定(日付、金額、取引先名など)
  • キーを特定(どの列で突合するか)
  • 突合を実行

機能2:不一致の理由を教えてくれる

AIが過去のパターンから解決策を提案。

「この振込は、請求明細3件の合計値です」
「振込手数料分の差異(550円)の可能性があります」
「前月の未入金が今月入金されています」

あなたは自分で悩む必要がありません。

機能3:「確認」から「承認」へ

AIが「一致」と判断したものは、Enterキーを連打して承認。

残り件数がカウントダウン形式で減っていくUIは、辛い作業を「消化する快感」に変えます。


月次突合の効率化Tips

Tip 1:日次で少しずつ進める

月末に一気にやらず、日次で銀行突合だけは終わらせておく。

頻度突合作業
毎日銀行突合(入出金チェック)
週次クレジットカード突合
月次売掛・買掛突合

Tip 2:パターンを蓄積する

「この取引先はこういう形式で請求してくる」というパターンをメモ。

取引先特徴
A社月末締め翌月末払い、手数料先方負担
B社都度請求、手数料当社負担
C社複数請求をまとめて振込

Tip 3:自動化できるところから自動化

銀行明細の自動取り込みは必須。クレジットカードも連携。

連携効果
銀行API手入力ゼロ
カードCSV取込転記不要
経費精算アプリレシート入力不要

導入効果の試算

Before:手作業

項目時間
データ収集1時間
前処理(フォーマット統一)2時間
突合(VLOOKUP)3時間
差異調査2時間
調整仕訳1時間
合計9時間

After:AI活用

項目時間
アップロード10分
AI処理5分
確認・承認30分
例外処理30分
調整仕訳30分
合計約2時間

約75%の時間削減。


よくある質問

Q. 月次決算はいつまでに終わらせるべき?

A. 一般的には翌月10営業日以内が目標。早い企業では5営業日以内。

Q. 差異が解消できない場合は?

A. 少額(数百円程度)であれば「雑損失」「雑収入」で処理することもあります。ただし、継続的に発生する場合は原因究明が必要です。

Q. 税務調査で突合の記録は必要?

A. 銀行勘定調整表などは保存が推奨されます。


まとめ

月次決算の課題と解決

課題従来の対応AI活用後
形式バラバラ手動で加工そのまま投入
表記揺れ手動で修正自動吸収
原因不明延々と調査AIが推測

月次突合の種類

種類比較対象
銀行突合帳簿 ↔ 通帳
売掛金突合請求 ↔ 入金
買掛金突合発注 ↔ 請求
在庫突合システム ↔ 実地
経費突合精算 ↔ カード明細

月次決算は、会社の健康状態を把握するために不可欠なプロセスです。しかし、その本質は「過去の整理」。

単純なパズルである「突合」はAIに任せて、貴重な時間を価値ある業務にシフトしませんか?

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