「転記」は英語で何と言う?Transcription・Posting・Data Entryの使い分け
経理・事務で使う「転記」の英語表現を解説。Transcription、Posting、Data Entry、Copyingの違いと使い分け、海外のZero Data Entryトレンドまで詳しく紹介。
「転記って英語でなんて言うの?」
海外とのやり取りや、英語のマニュアルを読む際に困ることがありますよね。実は「転記」には文脈によって複数の英語表現があり、使い分けが必要です。
この記事では、経理・事務の現場で使われる「転記」の英語表現を詳しく解説し、海外での最新トレンドもご紹介します。
「転記」の英語表現:4つの使い分け
1. Transcription(トランスクリプション)
意味:書き写すこと、文字起こし
最も原義に近い表現です。手書きのメモをPCに入力し直すなど、**「媒体を変えて書き写す」**ニュアンスが強いです。
例文:
- “Transcription errors often occur during data entry.” (データ入力中に転記ミスがよく起こる)
- “Please transcribe the handwritten notes into the spreadsheet.” (手書きメモをスプレッドシートに転記してください)
- “The audio transcription service converts recordings to text.” (音声転写サービスは録音をテキストに変換する)
使用場面:
- 手書き → デジタル化
- 音声 → テキスト化
- 紙 → Excel入力
- 古い資料の再入力
語源: trans(向こうへ) + scribere(書く) = 書き移す
2. Posting(ポスティング)
意味:(簿記用語)仕訳を元帳に転記すること
経理・簿記の専門用語です。仕訳帳から総勘定元帳へ「転記」することを指します。
例文:
- “Post journal entries to the general ledger.” (仕訳を総勘定元帳に転記する)
- “The posting process should be completed by month-end.” (転記処理は月末までに完了すべきだ)
- “Automatic posting reduces manual errors.” (自動転記により手入力ミスを減らせる)
使用場面:
- 会計・簿記の文脈
- 仕訳帳 → 元帳
- 財務諸表作成プロセス
- 会計システムでの処理
関連用語:
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| Journal entry | 仕訳 |
| General ledger | 総勘定元帳 |
| Subsidiary ledger | 補助元帳 |
| Closing entry | 決算仕訳 |
3. Data Entry(データエントリー)
意味:データ入力
実務の求人や業務フローでは、シンプルに “Data Entry” と呼ばれることが多いです。
例文:
- “We need to automate manual data entry.” (手動のデータ入力を自動化する必要がある)
- “Data entry errors cost the company thousands of dollars.” (データ入力ミスは会社に数千ドルの損失をもたらす)
- “She works as a data entry clerk.” (彼女はデータ入力担当者として働いている)
使用場面:
- 業務プロセスの文脈
- システムへの入力作業
- 求人広告(Data Entry Clerk など)
- 業務改善の議論
関連する職種名:
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| Data Entry Clerk | データ入力担当 |
| Data Entry Specialist | データ入力スペシャリスト |
| Data Entry Operator | データ入力オペレーター |
4. Copying / Copy and Paste(コピー&ペースト)
意味:コピーすること、コピペ
カジュアルな表現ですが、実務では頻繁に使われます。
例文:
- “Stop copying data manually between spreadsheets.” (スプレッドシート間で手動でデータをコピーするのはやめよう)
- “The copy-paste workflow is prone to errors.” (コピペのワークフローはミスが起きやすい)
- “She spent hours copying invoices into the system.” (彼女は何時間もかけて請求書をシステムにコピーした)
使用場面:
- 日常会話
- System A → System B のコピペ
- Excel間でのデータ移動
- カジュアルな業務説明
4つの表現の比較表
| 英語表現 | 日本語 | ニュアンス | フォーマル度 | 使用場面 |
|---|---|---|---|---|
| Transcription | 書き写し | 媒体変換 | 高い | 手書き→デジタル |
| Posting | 転記(簿記) | 会計専門用語 | 最高 | 仕訳→元帳 |
| Data Entry | データ入力 | 一般的 | 中程度 | 業務プロセス |
| Copying | コピー | カジュアル | 低い | 日常会話 |
関連する英語表現
Transfer(トランスファー)
データや資金を「転送」「移動」する意味。
例文:
- “Transfer data from the old system to the new one.” (旧システムから新システムにデータを移行する)
- “The funds were transferred to the vendor’s account.” (資金は取引先の口座に振り込まれた)
使用場面:
- システム間のデータ移動
- 銀行振込
- ファイル転送
Migration(マイグレーション)
大規模なデータ移行を指す。
例文:
- “The data migration project will take 3 months.” (データ移行プロジェクトは3ヶ月かかる見込みだ)
- “We’re migrating from legacy systems to cloud.” (レガシーシステムからクラウドへ移行中です)
使用場面:
- システム刷新
- クラウド移行
- 大規模なデータ整理
Reconciliation(リコンシリエーション)
突合・照合を意味する。
例文:
- “Bank reconciliation is performed monthly.” (銀行照合は毎月実施される)
- “The reconciliation process identified several discrepancies.” (照合プロセスでいくつかの差異が発見された)
使用場面:
- 銀行勘定照合
- 売掛金消込
- 在庫照合
Input(インプット)
一般的な「入力」を表す。
例文:
- “Input the invoice details into the system.” (請求書の詳細をシステムに入力する)
海外のトレンド:Zero Data Entry
「いかに速く入力するか」から「いかに入力をなくすか」へ
英語圏のSaaSや経理トレンドを見ると、すでに**「入力をなくす(Eliminate Data Entry)」**が議論の中心になっています。
注目のキーワード
| キーワード | 意味 | 説明 |
|---|---|---|
| Zero Data Entry | 入力作業ゼロ | 人間のキー入力を完全排除 |
| Auto-Capture | 自動取り込み | 請求書などを自動で取り込む |
| Touchless Processing | 人手を介さない処理 | 全自動のワークフロー |
| Straight-Through Processing | 一気通貫の自動処理 | 最初から最後まで自動 |
| AI Agent | AIエージェント | 人間の代わりにシステム操作を行うAI |
| Robotic Process Automation | RPA | ソフトウェアロボットによる自動化 |
海外の先進企業は既に実践
| 業務 | 従来 | 先進企業 |
|---|---|---|
| 請求書処理 | 手入力 | AIが自動読み取り、人間は確認のみ |
| 受発注 | コピペ | API連携で手入力ゼロ |
| 銀行照合 | 手動突合 | AIが自動マッチング |
| 経費精算 | レシート手入力 | スマホ撮影→自動入力 |
具体的なツールとサービス
| サービス | 機能 |
|---|---|
| Expensify | 経費レシート自動読み取り |
| Bill.com | 請求書処理自動化 |
| Xero | 銀行データ自動取込 |
| UiPath | RPA(ロボット自動化) |
「転記」のない世界へ
なぜ「転記」が問題か?
データは既に「デジタル」で存在しています。
| データの形態 | 状態 |
|---|---|
| 注文メール | デジタル |
| 請求書PDF | デジタル |
| 銀行明細 | デジタル |
| 領収書画像 | デジタル |
それをわざわざ人間が読んで、手でExcelに打ち直す。この行為こそが最大のムダです。
「転記」が発生する理由
| 理由 | 詳細 |
|---|---|
| システム連携がない | A社のシステムとB社のシステムがつながっていない |
| フォーマットが違う | 各社で請求書のレイアウトが異なる |
| 歴史的経緯 | 「昔からこうやっている」 |
| 変更への抵抗 | 新しいツールを導入するのが面倒 |
解決策:AIエージェント
人間が「API」の代わりになっている現状を、AIエージェントが解決します。
Before: PDF → 人間が読む → 人間が入力 → システム
After: PDF → AIが読む → AIが入力 → システム → 人間が確認
Totsugoで世界標準の効率化を
Totsugo(トッツゴー)は、まさに “Zero Data Entry” を実現するAIエージェントです。
Totsugoの機能:
- PDF突合:請求書と発注書を自動照合
- COREC→freee転記:受注データから請求書を自動作成
ビジネス英語での活用例
会議での表現
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 「転記作業を減らしたい」 | “We want to reduce data entry work.” |
| 「転記ミスが多い」 | “There are too many transcription errors.” |
| 「自動化を検討している」 | “We’re considering automation.” |
メールでの表現
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 「転記が完了しました」 | “Data entry has been completed.” |
| 「転記に時間がかかっています」 | “Data entry is taking longer than expected.” |
| 「転記の確認をお願いします」 | “Please verify the transcribed data.” |
提案書での表現
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 「転記作業の自動化提案」 | “Proposal for Data Entry Automation” |
| 「年間○時間の削減効果」 | “Estimated savings of X hours annually” |
| 「ヒューマンエラーの削減」 | “Reduction of human errors” |
まとめ
「転記」の英語表現
| 場面 | 使うべき表現 |
|---|---|
| 一般的に言うとき | Data Entry |
| 簿記・会計の文脈 | Posting |
| 手書き→デジタル | Transcription |
| カジュアルに | Copying / Copy-paste |
覚えておきたいフレーズ
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 転記ミス | Transcription error / Data entry error |
| 転記作業 | Data entry work / Manual data entry |
| 転記を自動化する | Automate data entry |
| 転記をなくす | Eliminate data entry / Zero data entry |
| 手入力 | Manual input / Manual entry |
| 自動入力 | Automatic input / Auto-fill |
世界のトレンド
- Zero Data Entry が標準に
- AI Agent が転記の代わりに
- 人間は確認だけ という働き方
「転記の英語」を覚えるよりも、Totsugoを使って「転記のない世界」を体験してみませんか?